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歴史を活かした街づくりを考える市民団体 文化地層研究会

  The civic group for cultural accumulation of Morioka

沿革・歴史information

文化は地層のように積み重なっている…文化地層研究会

文化地層研究会の沿革

文化地層研究会の起源は、2つの世紀をつなぐ
平成11年(2000年)頃にまで遡ります。
       
フェイスブックやツイッターはもちろん、
ブログさえ存在しなかった当時、
ネット上に「伝説」とまで呼ばれた
とある「個人サイト」が存在しました。

そのサイト主宰者M氏は、縁あって遠くの街から盛岡へと移り住み、
この小さな街の、ごく小さな変化をつぶさに捉え、
印象的な画像と詩的な文章で日々の暮らしを静かに綴りました。
       
盛岡に住む人はもとより、
盛岡を離れた人、盛岡に所縁のある人、盛岡へ特別な思いを馳せる人々によって
このサイトは支持され、地元の新聞にも取り上げられました。

この、「伝説的ホームページ」の掲示板上で始まった、街の情報交換。
盛岡の今を世界へ向けて、情報が波のように寄せては返す。
懐かしい日々を辿るように、故郷を離れた人々がいま住む人々に盛岡の動向を問う。
そのきっかけは、誰も気に止めない街の小さな変化に、
優しい眼差しを向けるサイト主宰者の人柄そのものでした。

盛岡をよく知っているはずが、実はその多くを知らなかった。
盛岡に生まれ、また育った人々は、
そのサイトの全く新鮮な視点に惹かれていたのかも知れません。

いつしか掲示板上での交流は、目に見える交流へと広がっていきます。

個人ウェブサイトに付随するのが定番だった「掲示板」
ここでで馴染みとなった人たちは、
盛岡をテーマとするウェブサイトを数多く誕生させました。
そしていつしか、現実に対面し、ともに盛岡を思い、考え、行動する一つの輪となったのです。
       
これが、現在ある「文化地層研究会」のルーツなのです。


文化地層研究会の名称と歴史


「文化地層研究会」の名は、盛岡の文教地区・上田で生まれました。
平成12年4月、当会設立の原点である
「16mmフィルム上映会」(盛岡市上田公民館)開催に先立ち、
後に当会事務局長となる女性が、主催者名義として仮に命名したことに由来しています。

ここには、

「文化は単層ではなく、
 幾重にも地域に記憶として積み重なる
 歴史の地層のようなものである」

       
とする、当会の基本理念へ連なる思想が込められています。


なお、この上映会は平成12年5月13日に
「第一回 みちのくヒストリー映画会」の名で実施され、
文化地層研究会としての歴史が本格的に始まる、初めてのイベントとなりました。

文化地層研究会事務局

〒020-0827
 岩手県盛岡市鉈屋町3番10号
         「八百倉町家」内

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