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歴史を活かした街づくりを考える市民団体 文化地層研究会

  The civic group for cultural accumulation of Morioka

実績報告report

文化地層研究会の始まりは、小さな上映会でした。

盛岡の桜が散り急ぐ、五月の半ば。
盛岡・上田の地で催されたささやかな映画会が、
「文化地層研究会」の起こりでした。

「文化地層研究会」の歩む道は、
わずかな時間に凝縮された波のうねり。
多くの方々との関わりの中で、着実に積み重なる歴史の地層。

「文化地層研究会」のこれまでの活動について、ご紹介いたします。
(画像は盛岡固有種の桜で、国指定天然記念物のモリオカシダレ)


文化地層研究会の活動内容

■『第1回 みちのくヒストリー映画会』
日時:平成12年5月13日
場所:盛岡市上田公民館
内容:16oフィルム上映

「山伏神楽」(昭和45年)
「チャグチャグ馬コ」(昭和55年)
「南部杜氏」(昭和63年)

ミニトーク・板垣馬太郎さん(石鳥谷町<現・花巻市>:南部杜氏)


■ もりおか中津川フェスタ『おでって子どもサミット& 盛岡夜学』日時:平成12年9月9日
場所:プラザおでって 3F 特別会議室
内容:『文化の地層を発掘しよう!』
     肴町や東大通など、変わっていく盛岡の町並みの記憶をみなさんと共に発掘し、
     今につながる私たちの町の歴史と、今後の盛岡について考えてみましょう。 

    ゲスト:ホームページ「イワテライフ日記」主宰・まると氏
            ホームページ「もりおか歴史の記憶探究館」主宰・ 高橋サトシ
        建築家・写真家 伊山治男氏         (案内文より)


■ 第2回QOLフォーラム 『盛岡地名保存分科会』
日時:平成13年6月23日
場所:岩手県公会堂 大ホール
内容:イワテライフ日記の企画で話題になった「赤川」にスポットをあてる他、
   バス停から「内丸」の名前が無くなったことなど、
   消えたとされている旧町名を復活保存伝承していくにはどうしたらいいかを参加者が考え、話し合った。 
   後に、同フォーラムに参加していた「盛岡ゆべし学会分科会」とのタイアップで
   「城下盛岡旧町名・べんじぇもの探求地図」が企画された。


■第12回盛岡夜学 『文化地層研究会・盛岡ゆべし学会ジョイントプロジェクト』
「城下盛岡旧町名・べんじぇもの探求地図」制作発表懇談会

日時:平成13年9月14日
場所:プラザおでって 3F 特別会議室
講師:高橋 智(文化地層研究会 代表)
内容:6月23日に岩手県公会堂で開催された、第2回QOLフォーラム「盛岡地名保存分科会」にご参加下さった皆さんの   盛岡そして旧町名に対する熱い思いを無駄にしない為に、私が早速とりかかったのは盛岡市街の地図作りです。   私は生まれてからずっと盛岡に住んでいますが、旧町名を言われてもわからない場所が多々ありました。
   手元にある各種の地図を広げてみると、それらのほとんどはその当時の地名のみが表記されているものでした。
   そこで、私は時代の範囲を広くとることにより、
   今まで一般的には出回っていない内容の地図を作ることができるのではないかと考えました。 
   さらに加えて「盛岡ゆべし学会」のみなさんの協力を得、盛岡名物「べんじぇもの」の
   お店の位置も地図上で紹介するこができました。
     今宵『盛岡夜学』では、盛岡市民が世代を越えてこの町に住む誇りを持ってほしいという
     願いのこもったこの一葉を、参加者のみなさんと意見を交え、共に誕生させたいと思います。
   (『盛岡夜学』案内文より)


■『城下盛岡旧町名・べんじぇもの探求地図』発表
日時:平成13年11月18日

内容:株式会社東北銀行様のご協力により、東北銀行本店、同東京支店・仙台支店はじめ各支店の窓口で配布開始。
   その他、各公民館、プラザおでって、マリオス展望室、観光案内所など、合計15000部を無料配布。


■『多賀神楽観賞会・旧町名地図お披露目会』
日時:平成14年1月6日
場所:大清水多賀本店・大広間


■『消えゆく町並みを散策する会』〜三つの番屋をめぐって〜
日時:平成14年5月19日
場所:都市計画道路「盛岡駅南大橋線」道路予定地である「大沢川原」「下ノ橋」付近、
   「馬町」「惣門」「鉈屋町」「神子田」「大慈寺前」「松尾前」「八幡町番屋」

内容:みちのくの小京都といわれた盛岡ですが、都市の発展という美名のもとに、街は大きく変わってきました。
   問題は、街から「歴史」「自然」「うるおい」等が消えていくという実態です。
   地方色のない、効率的で、近代的、かつ、新しさだけの街では、
   今の私たちが住みにくくなっていくだけではなく、将来の子供達は、
   自分の古里(アイディンティティ)を確認することも、
   まして、将来の夢を想像することも出来なくなってしまうでしょう。
   「もうこれ以上、盛岡の街から歴史を奪ってはいけない」、と断言したいほどに、変貌した盛岡ですが、
   今後ともまだまだ貴重な歴史が破壊されそうな気配です。(案内文より)


■『八幡町番屋保存署名活動』
日時:平成14年6月23日
場所:岩手銀行中ノ橋支店、プラザおでって前の路上
内容:八幡町番屋の復元改修による保存の要望のための署名活動


■『城下盛岡番屋写真展』
日時:平成14年7月4〜5日
場所:南昌荘(盛岡市清水町)
内容:「全国近代化遺産シンポジウム」の盛岡開催を記念して、
   市内の番屋の貴重な写真を展示。 
   シンポジウム参加者から「番屋保存」に関して多くの賛同を得られた。


■『時を超えた番屋巡り〜現存する最古の望楼から眺める盛岡の街〜』
日時:平成14年6月30日(日)午前9時集合
場所:馬町一番組番屋 (近年、改築されたコミュニティセンター・タイプの番屋モデルとして)

神子田町め組番屋(昭和に建てられた看板建築)
八幡町い組番屋 (内部見学、望楼見学) 
紺屋町よ組番屋 (消防分団員の方の解説つき)

内容:今回は『盛岡の番屋』をメインテーマに、番屋の歴史と現在の状況を知るための会を企画いたしました。
   今回のトピックは、現在「歴史を活かした街づくり実践隊」と「文化地層研究会」が保存運動に取り組んでいる
   日本に現存する最古の望楼付き番屋「八幡町い組番屋」の見学です。希望者は望楼部分へも登る事ができます。
   また、最後は盛岡市の保存建築物に指定されている「紺屋町よ組番屋」2階でお弁当を食べながら、
   皆さんでお話をしたいと思います。(案内文より)

   「歴史を活かした街づくり実践隊」とともに活動してきた八幡町番屋保存運動は、
   番屋のシンボルである望楼部分について、文化財保存なみの修復を加え保存するということを盛岡市が決定。
   当初の全面解体からは大きく前進した結果を残す事ができました。
   現在、番屋はコミュニティ・センターとして新築され、
   その屋根の上に修復された望楼がほぼ同じ高さで取り付けられています。


■『城下盛岡旧町名探求地図』発表(記者会見)
日時:平成14年9月3日
場所:東北銀行本店


■「楽しい街の探偵団」緊急出動!『街の「?ッ」を捜せ』
日時:平成14年9月22日
場所:岩手県公会堂前集合〜永祥院・酒買地蔵尊〜啄木新婚の家〜岩大農業資料館〜原敬記念館
   〜岩手県公会堂(昼食)〜石割桜〜北山路散策(大泉寺・おかんの墓、三ツ石神社・鬼の手形、
   報恩寺・鋳金原型堂・五百羅漢、光台寺・むかで姫の墓・覚山地蔵尊)〜最終解散地 岩手県公会堂 

内容:「楽しい街の探偵団」「文化地層研究会」「もりおか転妻ねっとわ〜く」の共催
後援:「みちのく国際ミステリー映画祭」

    「楽しい街の探偵団」では、みちのく国際ミステリー映画祭便乗企画として
    「楽しい街の探偵団」緊急出動!『街の「?ッ」を捜せ』を開催いたします。

   そしてこの度、盛岡の歴史と文化を紹介する「城下盛岡旧町名探求地図」制作や
   盛岡散策ツアーの主催などの活動を行っている『文化地層研究会』と、
   転勤や結婚などで盛岡にやって来た元気な奥様たちのサークル『もりおか転妻ねっとわ〜く』が、
   上記企画にさらに便乗!3つの団体それぞれの持ち味と情報を活かして、
   なんだか楽しいイベントになりそうな気配です。

  ぜひ、この機会に盛岡の歴史とミステリーの出会うスポット
   『街の「?ッ」』をカメラ片手に探偵してみませんか?
   「岩についた鬼の手形って右手?左手?」「酒買地蔵の額にオケで殴られた傷があるってホント?」
   「自分に似た像があるってホント?五百羅漢」「豆腐消費量日本一を導くのは覚山地蔵尊?」
   「啄木のユウレイってホントに出るの?」「おかんの墓って関西にはおかあちゃんの数だけあるやん、ナゼ?」
   そして...「?ッ」この写真に写っている、コ、コ、コレはなんだああああ??!(案内文より) 


■第3回QOLフォーラム「盛岡豆腐伝説分科会」
日時:平成14年10月5日(土)13:00?17:00
場所:岩手県公会堂 旧県議会議場(メイン会場)と会議室(分科会会場)

   「盛岡豆腐伝説分科会」:文化地層研究会+盛岡覚山豆腐学会〜なぜ豆腐消費量が日本一なのか?
   日本で豆腐といえば、京都・沖縄そして盛岡・・・。なぜ盛岡が豆腐消費量日本一になったのでしょう?
   「城下盛岡旧町名地図」でおなじみの文化地層研究会がプロデュースして、この10月2日(豆腐の日)に
   「盛岡覚山豆腐学会」が発足します。日本一の理由には由緒正しき豆腐伝説がありました。
   そんな盛岡の奥深い伝説を探求します。(案内文より)


■特別企画『盛岡を語ろう!〜松本源蔵さんを囲んで〜』
日時:平成14年11月24日(日)10:00?13:00
会場:南昌荘(盛岡市清水町)

    八幡町番屋保存問題でゆれた盛岡。古い盛岡、これからの盛岡を語りましょう。 (案内文より)


■第14回 盛岡夜学・昼版 
城下盛岡伝説探求シリーズその1
  『〜とうふ伝説に始まる〜南部重直公とその時代』

日時:平成14年11月24日(日)13:00?16:00
会場:南昌荘
講師:高橋  智(文化地層研究会  代表)
内容:盛岡第一高等学校放送委員会制作番組『覚山脇』上映(平成14年度岩手県高校放送新人大会第1位)

   10月5日、岩手県公会堂で第3回QOLフォーラムが開催されました。
   その中で、文化地層研究会は「もりおか転妻ねっとわ〜く」との共催により
   「盛岡覚山とうふ分科会」を企画、多くの皆様にご参加いただきました。 
   この度、あの場で語りきれなかった「南部重直公時代のたくさんの伝説」の続きを皆様とともに語る場として、
   久々の『盛岡夜学・昼版』を開催致します。
   当日は、QOLフォーラムにも参加、取材された盛岡一高の放送委員会の皆さんが制作し、
   見事に賞をとられた番組作品『覚山脇』も上映されます。
   (覚山脇とは盛岡一高のある上田の旧町名で、覚山地蔵という豆腐伝説にまつわるお地蔵さんがあったところ)

   何故、重直公の時代にはこんなにも面白い伝説が多いのか?また、その名残りはどこにあるのか?
   盛岡の魅力再発見の鍵は、重直公の時代にありそうです。どうぞお楽しみに。 (案内文より)


■『全国雑煮くらべ』
韓国・佐賀・京都・名古屋・仙台・岩手 全国各地出身の転勤族の奥様方が腕を競います。

日時:平成15年3月9日[日]午前10:30〜
場所:プラザおでって「生活アトリエ」
参加費:500円 [レシピ・材料費代]
主催:もりおか転妻ねっとわ〜く
   盛岡ゆべし学会
後援:文化地層研究会  (案内文より)

<メニュー>
 ●韓国  
   種類:餅スープ(韓国のお餅「トック」を使ったスープ)

 ●佐賀(九州) 
   種類:雑煮(鶏だし塩しょうゆ味 ラーメンみたいな雑煮)丸餅を焼く

 ●京都(近畿)
   種類:雑煮(白味噌)丸餅をゆがく

 ●名古屋(中部)
   種類:雑煮(カツオだし)切餅を煮込む

 ●仙台(伊達藩)
      種類:ずんだ餅(枝豆をすりつぶして餅とからめる)
         水餅(つきたての餅)にからめる

 ●花泉(伊達藩)
   種類:餅振るまい
   (数種の餅料理の盛り合わせ/ふすべ餅・生姜餅・えび餅・菜の花餅)

 ●岩泉(南部藩)
   種類:雑煮(すったくるみをお雑煮のだしで伸ばし、からめて食べる)
            切餅を焼く

  ●盛岡(南部藩)
   種類:雑煮(根菜の鶏だししょうゆ味)切餅を焼く

 ●紅白なます
   全国的におせち料理の定番。
   もたれがちな餅料理の箸休めとして大切な一品。


■『「楽しい街の探偵団」緊急出動!』
  〜デグッチョ、ナガマヂ、ナダヤッチョ〜『旧町名ヲ生ケ撮リニセヨ!』

 昨年「楽しい街の探偵団」では、みちのく国際ミステリー映画祭便乗企画として『街の「?ッ」を捜せ』と題した、
 盛岡の歴史とミステリーの出会うスポットを巡る撮影ツアーを行い大変好評をいただきました。
 そこで今年度も、盛岡の歴史と文化を紹介する「城下盛岡旧町名探求地図」制作などの活動を行っている
 『文化地層研究会』と、転勤や結婚などで盛岡にやって来た元気な奥様たちのサークル
 『もりおか転妻ねっとわ〜く』が、『楽しい街の探偵団』と協力して撮影会を企画いたしました。

 城下町盛岡には、行政により制定された現在の町名のほかに、藩政時代からの歴史を感じる町名や地名、
 そして通りの名を示す小路名などの痕跡があちらこちらに残っています。
 そんな盛岡の個性的な断片やそこに住むモリオカンの表情などを、
 皆様の小粋なカメラでイキイキと撮りおろしていただきたいのです。

 撮影ツアーは3コースをご用意。それぞれのコースにはその地域に詳しいガイドが同行し、
 ちょっとマニアックな盛岡のご紹介もいたします。コースの選択は当日受け付けにて先着順で行います。
 詳しいコースの内容は現在「文化地層研究会」が準備検討中です。

油町(アブラッチョ)で油売ってるサラリーマンや、今も昔も大手先を往くお役人のみなさん、
 マンションの名前に残る旧町名などなど。
 ニヤリとしたり、うむむ?と唸ったり、そんな写真を期待しています。 (案内文より)                    
 主催・協力:「楽しい街の探偵団」「文化地層研究会」「もりおか転妻ねっとわ〜く」
  日時:平成15年4月20日[日]午前9:30〜  (ただし写真応募締め切りは5月15日)


■『盛岡旧町名・井戸端会議』
   日時:平成15年5月31日(土)12:30開場 13:00〜16:30
   会場:盛岡市河南公民館「盛岡劇場」大ホール(旧町名:新馬町 しんままち)
   入場料:無料
   
     街には歴史があり、それと共に培われてきた文化があります。
     昭和後期、経済の発展とともに行われた街づくりは、日本中の街を画一的なものに変えてしまいました。
     それは街のオリジナリティを喪失させ、人々がそこに住まうことの誇りを奪っていきました。

     21世紀は環境の世紀と言われます。アマゾンのジャングルの大切さを知っている子どもたちが、
     街角の一本の大木になんの興味も示しません。
     樹木は二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すから大切なのでしょうか?
     一本の木を守るために注がれた、この街の先達の努力の物語を知る事が、
     その子どもにとってどのくらい大切な事であるのかを、
     我々は考えてみる時期にきているのではないかと思います。

     街のアイデンティティ(個性、独自性)を取り戻そう。そんな思いで街を歩くと、
     私たちがいつも何気なく目にする街や道には、そういった歴史や文化に彩られた実にたくさんの物語が、
     地層のように積み重なっている事に気付きます。
     そのひとつが『旧町名』です。
     町名や地名は歴史的、文化的な財産です。この『旧町名』を大事に守って行く事が、
     また守っていくことのできるしくみを作る事が、
     私たちの街『盛岡』の誇りある明日に繋がって行くのではないかと考え、
     この『盛岡旧町名・井戸端会議』を企画致しました。

   基調講演&パネルディスカッション

     基調講演
       講演者:内館牧子氏
       演 題:『古さの面白さ〜大相撲という文化から〜』

     パネルディスカッション
       コーディネーター:斎藤 純(作家/日本ペンクラブ理事/文化地層研究会会員)
 
       パネラー:疋田 健二 氏(元・金沢市歴史伝統地区整備室長)
            高橋 清明 氏(盛岡市教育委員会文化課 主幹)
            牧野 典子 氏(いわて生活共同組合 南昌荘企画課)
       
       ※講演者・コーディネーターの略歴は「こちら」をご覧下さい。

    ビデオ上映『城下盛岡旧町名ラップ』 出演:古川ラッパ氏      
    盛岡の旧町名が生きていた頃の懐かしい写真(写真家・伊山治男氏撮影)を投影!
    同時開催:「楽しい街の探偵団」特別写真展
    連絡先:文化地層研究会事務局

■『「楽しい街の探偵団」特別写真展』
 文化地層研究会が主催する『盛岡旧町名・井戸端会議』会場にて、撮影ツアーで撮った写真を展示 
 日時:平成15年5月31日(土)12:00開場 12:45開会 
 場所:盛岡劇場大ホール


■第49回 岩手県母親大会 (平成15年6月15日)
  もりおかを歩こう・歴史をたずねて 八幡町かいわい


■『盛岡旧町名<復活>井戸端会議』
   日時:平成15年6月28日(土)
   会場:岩手県公会堂


■『「夏・盛岡・街語り」』
  パネラー:吉田義昭さん [奥羽史談会 会長]
       斎藤 純さん [作家]
       高橋 智   [文化地層研究会 代表]          

    日時 平成15年7月29日(火)午後6時から
    会場 盛岡市上衆小路 南昌荘
    会費 一名様 1500円 入園料込み・お弁当付き


■『盛岡水の記憶108』発行

 市内を多くの川が流れ、清水の湧く町盛岡。
 ここにはこの豊かな水によって古くから酒蔵、豆腐店などが数多く商い、名産ともなっています。
 また市内には酒や豆腐にまつわるいくつかの地蔵伝説が今でも語り継がれています。 
 「酒買地蔵」「覚山(かくざん)地蔵」「豆腐買地蔵」などです。
 私たちは、それらを一枚の地図に掲載する事によって、
 盛岡の文化の水脈が見えてくるのではないかと考え、この地図の制作を企画しました。


■『盛岡 水の記憶 108』発行 30,000部 (平成15年10月1日)


■『盛岡 水の記憶 108』製作発表記者会見  (平成15年10月2日)
  於:東北銀行 南大通支店


■「第1回とうふ祭り 湯殿山連正寺」  連正寺住職による豆腐買地蔵尊への奉納読経

 講話 「豆腐に学ぶ」
 講師 五十嵐正 氏(元 岩手県教育委員長)
 
 とうふトーク(斎藤純氏&高橋智)


■盛岡市立仁王小学校家庭教育学級主催
  『楽しい街の探検隊「親子で歩く仁王学区」街の「へぇ〜」を探そう!』(平成15年10月4日) 
  学区内ガイド3コース


■盛岡市保存指定建造物「徳清」見学会 (平成15年12月6日)  
   「徳清 <現:徳清倉庫株式会社>」 (盛岡市仙北一丁目) 


■「とうふWEEK」、『盛岡水の記憶108』配布(平成15年12月10日〜16日) 
 全国で世帯別豆腐消費量日本一の都市・盛岡市。
 「豆腐の日」にちなんだイベントが、
 盛岡市内のホテル(下記)で開催されました。

 文化地層研究会は、このイベントに「盛岡とうふ伝説」を掲載した
 「盛岡水の記憶108」を提供しました。
 
 参加ホテル(順不同)
  ホテルロイヤル盛岡・ホテルルイズ・盛岡グランドホテル・
  ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング・
  ホテルメトロポリタン盛岡本館・ホテルニューカリーナ
  ホテル小田島・ホテル東日本・ホテルエース盛岡・
  ホテルサンオーエン・盛岡第一ホテル


■盛岡の歴史を語る会 歴史講座(平成15年12月19日)   
  演題 「旧町名の探索について」 
  講師 高橋 智 (文化地層研究会代表)
  場所 盛岡市総合福祉センター (盛岡市若園町)


■「街もりおか」に当会制作地図掲載(平成16年1月号)
  掲載地図はこちら 


■MTCBサポーターの会 研修会 (平成16年1月30日)
  演題 「城下町盛岡の旧町名探求について」 
  講師 高橋 智  (文化地層研究会代表)
  場所 盛岡グランドホテル (盛岡市愛宕下)
 ※MTCB=財団法人盛岡観光コンベンション協会


■「街づくり井戸端会議」
   失われる歴史遺産〜旧糸治田屋・旧騎兵第三旅団被覆練兵場〜
  一昨年、八幡町番屋保存運動の際に行った「い組番屋勉強会」に続き、今回は下記の
  二件について、岩手大学の渡辺敏男先生に、貴重な写真とともにお話をいただきます。

  ●『糸治(いとじ)田屋』
  河南地区の上小路(わこうじ)、現在の盛岡市茶畑二丁目にある大正期の邸宅。
  盛岡市中央公民館(愛宕町)内に保存されている、江戸期以来の豪商「糸治」本家の別邸です。
   (※ 田屋<たや>とは、盛岡地方の言葉で別邸・別荘のこと)
  中村家(屋号「糸治」)から所有権が移転し、現在更地にして売却するための手続きが進行中です。
  盛岡市による記録保存のための調査も終了しています。

  ●『旧騎兵第三旅団被覆練兵場』
  森永乳業盛岡工場(青山二丁目)西部にある「旧騎兵第三旅団」の、覆いのある馬場。
  明治42年の建造で、近代化遺産として重要な建築です。
  数棟に分かれており、昭和45年に日本通運株式会社ほか各社へ
  払い下げられたもの以外について、今後売却される可能性があります。

  今回の勉強会は、『旧糸治田屋』『旧騎兵第三旅団被覆練兵場』という
  人知れず消えようとしている貴重な歴史的建造物について学び、
  市民に問題提起していくこと等が目的です。

   講師:渡辺敏男先生(岩手大学教育学部講師)
   日時:平成16年1月31日(土)13時〜15時ころ
   場所:プラザおでって特別会議室(盛岡市中ノ橋通一丁目<呉服町>)
   主催:文化地層研究会/ぶらり盛岡研究会
   参加費:無料


■「金沢市視察」(平成16年5月14日〜16日)
   加賀藩の歴史と伝統を色濃く今に伝える古都・金沢。
   往時を偲ばせる「旧町名」を、実際に復活する試みを全国でも先駆けて行った金沢市を視察。
   当会主催の『盛岡旧町名<復活>井戸端会議』において、その政策に関わった過程をご説明下さった
   疋田健二さん(現金沢市立玉川図書館長)の御厚意により、「木倉町」「飛梅町」などを見学。
   この様子は、朝日新聞、北陸中日新聞にも採り上げられた。


■「盛岡 啄木・賢治『青春の記憶』探求地図」制作発表記者会見 平成16年9月18日(土)
  ●場所:もりおか啄木・賢治青春館(旧国立第九十銀行本店本館) 2階 展示室
  ●会見者:高橋智・森義真・渡辺敏男
  ●司会進行:斎藤純


会見の言葉

今年4月に、この旧第九十銀行の建物が国の重要文化財に答申されて、
今年中に指定になるというニュースが報道されました。
文化地層研究会では、啄木・賢治をテーマにしたガイドマップを作るということは以前から構想がありましたが、
重文指定のこの機会にぜひお祝いをかねて発行しようと、とりかかったのが今年の5月で製作期間4ヶ月になります。
地図製作にあたり啄木・賢治について沢山の情報、逸話が集まりました。
例えば、現在の明治橋の下流に当時、木造の明治橋がありまして、
啄木は仙北町駅前に住んでいて、盛岡高等小学校(現:盛岡市立下橋中学校)に通っておりました。
賢治は、花巻から下りの汽車に乗り、仙北町駅で降りて新穀町の森佐一(荘已池)さんを訪ねたりして、二人がこの橋を利用しています。
また、現在でもお昼などに四ツ家教会の鐘が鳴らされておりますが
これはフランスから贈られたアンジェラスの鐘というそうですけれども、
啄木・賢治二人ともこの鐘の音を聞いているということがいえるようでございます。
私はこの地図製作にあたりまして、寄寓地すべてを見て歩いたりしましたが、
賢治が学んだ盛岡高等農林学校、現在の岩手大学の農業教育資料館を訪ねた時に
その建物の前の啄木の妻であった堀合節子生誕の地、ここにに立ち止まると
森の中からアカゲラでしょうかキツツキが木の幹をつつく音が聞こえてきました。
まるで啄木・賢治に応援されている気分で、この「盛岡 啄木・賢治「青春の記憶」探求地図」を
完成させることができまして、発行日は来る9月21日の賢治の命日にさせていただいております。

この地図のポイントは5つあります。
啄木9カ所・賢治8カ所の寄寓地とその期間をメインに紹介しています。
これまで啄木・賢治について盛岡を主体としたこのような形のものはありませんでした。
これにくわえて啄木・賢治のゆかりの地を紹介しています。
これまでは詩碑・歌碑の位置ばかりで、史跡は啄木新婚の家だけといわれてきました。
確かに現在は何もなくて、マンションや駐車場だったりしますが、それでもたくさんのゆかりの地があります。

それから岩手山・姫神山・早池峰山の眺望地を紹介しています。
啄木はとにかく岩手山を大変自慢していたという逸話がありますし、
賢治も何十回と岩手山に登ったということなどから掲載しました。
それから啄木・賢治の略年表を掲載しています。
啄木・賢治が盛岡にいた年齢・期間を把握することができます。
これら地図の表面につきましても近代文学研究家の森 義真さんに監修いただいています。
また、重要文化財となりました第九十銀行の建物の解説、紹介をはじめとして、
啄木・賢治が目にしたであろう姿を、今、現在も伝えている建物の位置を建造年代を色別で表示して掲載しています。
これについてはこの建物の修復も手がけられた「盛岡設計同人」の渡辺敏男先生に監修いただいております。

 この地図を手にしまして、市民のみなさんには、あらためて盛岡に啄木・賢治のゆかりの地がこれだけあるということを知っていただくとともに、
また、残念ながらこの九十銀行の建物を啄木は見ていないようでありますが、その作品「葬列」の中には
たくさんの盛岡の旧町名がちりばめられていますのでこの地図でたどることもできます。

岩手銀行中ノ橋支店や公会堂の建物を目にした賢治は
「川と銀行木の緑」や「ちゃんがちゃがうまこ」などの作品を残していてその情景を思い浮かべることができます。
二人が見た建物や街並みの風景、山が眺望できる場所など観光をメインとした
今後の盛岡の街作りにいかしていただけることを願っています。
 それから、観光客、修学旅行生のみなさんには、一般の地図ガイドには掲載されて
いなかった情報が得られるものとして、また、啄木・賢治の研究者やファンの皆様方にも
盛岡の街を新しい視点で見直していただけるきっかけとして、利用されることを望んでいます。


文化地層研究会 代表 高橋 智


■第三回盛岡旧町名復活井戸端会議 (平成16年10月23日(土))
  ●場所  プラザおでって (盛岡市中ノ橋通)
  ●対談 高橋克彦さん(作家)×斎藤純(作家・文化地層研究会会員)

               パネルディスカッション
                    パネラー  
                     徳清倉庫株式会社専務取締役 佐藤重昭さん
                     岩手日報論説委員      村井康典さん 
                     盛岡市企画調整課長     佐藤光彦さん


■「おとこの放課後塾」へ講師派遣 (平成17年2月5日(土)〜26日(土))
 ●場所:プラザおでって会議室、盛岡劇場ミニホール、東屋本店
 ●主催:もりおか女性センター

全4回のうち第1回は2月5日(土)13時30分から15時30分まで
会場はプラザおでっての会議室。
内容は、「啄木と賢治の青春時代」がテーマ。
ゲストとして近代文学研究家の森義真さんをむかえて
文化地層研究会代表と対談形式になります。

2回目は2月10日(木)19時から21時まで
会場はプラザおでっての会議室。
テーマは「盛岡の水環境」について
文化地層研究会会員の高橋司さんにお話いただきます。

3回目は2月17日(木)19時から21時まで
会場は東屋本店(葺手町) 食事代3000円程度必要
テーマは「盛岡の旧町名」について
文化地層研究会会員の真山重博さんにお話いただきます。

4回目は2月26日(土)13時30分から15時30分まで
会場は盛岡劇場2階ミニホール
テーマは「盛岡の八幡芸者」について
盛岡市職員の方と文化地層研究会副代表の斎藤純さんとの対談形式の予定です。

受講料は全回とも無料ですが、第3回目の場合のみ個々に食事代が必要になります。
全4回とも通して参加される男性20名を募集。
第1回2/5と第4回2/26については、公開講座となるため、
一般男女問わず40名を募集します。(上記20名に追加)


■『源義経 夢の跡 探求地図』発表会見
 ●日時:平成17年4月23日(土)午前11時より
 ●場所:盛岡市中央公民館 (盛岡市愛宕町)
 ●会見者高橋 智(制作・文化地層研究会代表)ほか 
 ●司会進行:斎藤純(作家・文化地層研究会会員)

 『源義経 夢の跡 探求地図』概要
   ・サイズ:A3版を横に2枚つなげた形
   ・お経のように畳んで透明袋に封入(中尊寺国宝「紺紙金銀字一切経」をイメージ)
   ・表4色、裏は特色1色。表面が全国地図、裏面は解説。

  今まで、義経に関わりのある全国のそれぞれの地域で、地図の入ったパンフレットなどが作られています。
  また、今回の大河ドラマの放映により、多くの関連書籍が発行され、
  その資料として地図が含まれているものは多いのですが、
  一枚の地図として手軽に義経の一生を見る事のできるものはありませんでした。
  平泉は義経終着の地であり、出発の地です。
  私たちは、このドラマティックでダイナミックな義経の生涯を表した一枚の地図を、
  縁の地に住むものによる最大級の「判官びいきマップ」として、岩手県から全国に発信したいと考えています。


■『源義経サミット』in 平泉にて、「源義経 夢の跡 探求地図」配布。 

 ●日時:平成17年5月21日
 ●場所:観自在王院史跡 (岩手県平泉町)
 ●配布部数:500部


■『不来方大学院』にて講演 
 ●日時:平成17年5月26日
 ●場所:盛岡市中央公民館
 ●演題:「盛岡 水の記憶」
 ●講師:高橋智(文化地層研究会代表) 


■タウン誌「てくり」創刊記念セッション『あなたはなぜここにいるのですか?』
 ●日時:平成17年6月26日
 ●場所:南昌荘
 ●パネラー:高橋智(文化地層研究会代表)


■「城下盛岡旧町名探求地図」提供掲載
 ●日時:平成17年7月20日
 ●名称:「Mori-Nabi vol.7」
 ●発行:盛岡商工会議所


■第八回まち並み塾シンポジュウム
 ●日時:平成17年7月23日
 ●演題:「井戸と町家」「盛岡の清水」
 ●場所:「岩手川」第二工場
 ●講師:金野万里(文化地層研究会)


■街づくりわいわい塾『アメニティ市民講座』
 ●日時:平成17年9月27日
 ●演題:「盛岡歴史散歩」
 ●場所:盛岡市上田公民館
 ●パネラー:高橋智(文化地層研究会代表)


■東日本社会福祉専門学校・文化祭講演
 ●日時:平成17年10月1日
 ●演題:「義経」
 ●場所:東日本社会福祉専門学校
 ●講師:高橋智(文化地層研究会代表)


■東日本社会福祉専門学校・文化祭講演
 ●日時:平成17年10月1日
 ●演題:「義経」
 ●場所:東日本社会福祉専門学校
 ●講師:高橋智(文化地層研究会代表)


■平成17年度 盛岡市中央公民館歴史講座 「もりおか街物語」
 ●日時:平成18年3月11日
 ●演題:「探求地図による盛岡再発見」
 ●場所:盛岡市中央公民館
 ●講師:高橋智(文化地層研究会代表)


■「もりおか中津川めぐみ感謝祭」
 ●日時:平成18年3月11日、12日
 ●場所;岩手県公会堂を主会場に開催
 ●内容:2日間で約800人の来場者。会場の展示ブースに文化地層研究会「盛岡 水の記憶108」の掲出と解説、
   販売を実施しました。


■「岩手公園開園100年記念 盛岡城ガイドツアー」
 ●日時:平成18年5月3日
 ●主催:盛岡市・文化地層研究会
 ●場所;上の橋緑地〜岩手公園
 ●内容:『川と銀行木のみどり まちはしづかにたそがるゝ 』
        『荒れ果てた不來方城が、幾百年來の蔦衣を脱ぎ捨てて、岩手公園とハイカラ化した事・・・』

       宮沢賢治の同名作品「岩手公園」の舞台となり、
        石川啄木の「葬列」にもその名が登場する「岩手公園」。
       その「岩手公園」を「国指定史跡 盛岡城跡」という視点から、
       ほぼ全域を網羅して散策。また、城内に残る唯一の蔵「彦御蔵」も公開。
       約150人の来場者。


■暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか 『宵やみサロン』 第13回
  みんなで語るモリオカ物語〜街角、先達、歴史、文化そして山、川〜

おひさしぶりです。
8ヶ月ぶりの「宵やみサロン」。場所を『紅茶の店しゅん』に変えて再 開です!
第1回目は「話題探し」から。盛岡についてのあれこれを、参加 した皆さんと語ってみたいと思います。
きっとその中から、聞いてみた い話、聞いてみたい話し手、話したい話、話したい話し手が現れてくる はずです。
モリオカが好きなみなさんのご来場を心よりお待ちしております。

  ●日時:平成18年5月16日(火)午後7時
  ●会場:葺手町『紅茶の店しゅん』
    東家斜め向い。お不動さんとなり   
  ●会費:1000円(ワンドリンク付き)
  ●主催:文化地層研究会/中ノ橋倶楽部
  ●お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)


■暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか 『宵やみサロン』 第14回
  モリオカに活かしたい!『長崎さるく博』報告
  わからんまち長崎をさるかんね!=和華蘭まち長崎を歩き回ろうよ!

おひさしぶりです。
8ヶ月ぶりの「宵やみサロン」。場所を『紅茶の店しゅん』に変えて再 開です!
第1回目は「話題探し」から。盛岡についてのあれこれを、参加 した皆さんと語ってみたいと思います。
きっとその中から、聞いてみた い話、聞いてみたい話し手、話したい話、話したい話し手が現れてくる はずです。
モリオカが好きなみなさんのご来場を心よりお待ちしております。

  ●日時:平成18年6月20日(火)午後7時
  ●会場:葺手町『紅茶の店しゅん』
    東家斜め向い。お不動さんとなり   
  ●会費:1000円(ワンドリンク付き)
  ●主催:文化地層研究会/中ノ橋倶楽部
  ●お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)

2006年4月1日(土)から10月29日(日)まで の会期で開催中の「長崎さるく博」は日本で初めての「まち歩き博覧会」。
パビリオンなどのハードを全く作らず、長崎の街全体が博覧会会場。
そこに市民プロデューサー、市民ボランティアガイドによるたくさんの ガイドコースや体験ツアーが用意され、
長崎の新しい観光スタイルを作 り出すだけでなく、市民が街の魅力を再発見する地元学的な取り組みでもあります。
「歩いて楽しむ街」をうたう盛岡が、すぐにでも取り入れたいたくさんのアイデア、ヒントが詰まった「さるく博」。
その原動力はやはり『人』でした。


■「第二回 盛岡城跡・岩手公園開園100年記念ツアー」
 ●日時:平成18年6月24日
 ●主催:盛岡市・文化地層研究会
 ●場所;上の橋緑地〜岩手公園


■「浜藤」保存活用を盛岡市長へ要望
  ●平成18年3月、盛岡市の酒造会社「岩手川」が自己破産したことに伴い、
    所有していた盛岡市指定保存建造物である「浜藤の酒蔵」(鉈屋町)と
    「浜藤私邸」(仙北一丁目)が消失の危機にあります。
    文化地層研究会ほかの市民団体などは、平成18年8月8日(火)、
    保存活用を求める要望書を、谷藤裕明盛岡市長に提出しました。


■第15回 暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか『宵やみサロン』
『僕らの岩手公園』

今年は岩手公園が開園して百年の年。たくさんの記念イベントが企画されています。
そんな中、『盛岡城いしがき文化祭』と銘打ったイベント を企画した若者たちがいます。
そして、彼らの話にはただの一過性のお祭りではない、これからの盛岡の街づくりも見据えたビジョンが感じら れます。
岩手公園ってどんなとこ?盛岡城ってそんなにすごいの?そして盛岡に とってどんなところだったらいいと思う?そんな素朴な疑問から、私た ちの岩手公園を語り合ってみましょう。

 ●ゲスト:
  下玉利 元一 いしがき文化祭推進フォーラム代表
  齋藤  純 作家・文化地層研究会会員

 ●盛岡城バーチャルガイド
  高橋  智 文化地層研究会代表

 ●日時:平成18年8月24日(木)午後7時
 ●会場:葺手町『紅茶の店しゅん』  
 ●会費:1000円(ワンドリンク付き)
 ●主催:中ノ橋倶楽部/文化地層研究会
 ●お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)




■「盛岡城いしがき文化祭」
 ○日時:平成18年9月16日

 10:00〜16:00  「いしが き文化祭」総合受付は教育会館向い広場(武徳殿跡地)
 いしがきライブ!:12時〜16時 広場にて(青山清流太鼓・森の人・花びより・松本哲也ほか)
 公園フォトギャラリー:10時〜16時 彦御蔵にて盛岡城ガイドツアー:10時・13時の二回
  総合受付出発 (500円)
 公園アートフォーラム:10時〜16時 教育会館向い広場にて(エコバッグ・フラッグアート展示)
 いしがきサテライト:10時〜16時 教育会館向い広場にて(ダンス・DJ・演奏など)
 盛岡城吟行:11時・14時の二回 総合受付出発 (500円)
 いしがきカフェ:11時〜15時 本丸あずまや「夕陽亭: せきようてい)だんご屋カフェです。
               (お茶とセットで300円 おだんごだけの持ち帰りOK!)
 
 いしがき茶会:11時〜15時 三ノ丸あずまや付近 (500円)

 ○日時:平成18年9月17日 

 10:00〜16:00  「いしがき文化祭」総合受付は教育会館向い広場(武徳殿跡地)
 盛岡城こども探検隊:11時・14時の二回 総合受付出発 (500円)
 公園フォトギャラリー:10時〜16時 彦御蔵にて
 盛岡城ガイドツアー:10時・13時の二回 総合受付出発 (500円)
 公園アートフォーラム:10時〜16時 教育会館向い広場 にて(エコバッグ・フラッグアート展示)
 いしがきサテライト:10時〜16時 教育会館向い広場に て(ダンス・DJ・演奏など)
 盛岡城吟行:11時・14時の二回 総合受付出発 (500円)
 いしがきカフェ:11時〜15時 本丸あずまや「夕陽亭: せきようてい)だんご屋カフェです。
                (お茶とセットで300円 おだんごだけの持ち帰りOK!)
 いしがき茶会:11時〜15時 三ノ丸あずまや付近 (500円)


■暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか宵やみサロン 第16回 
『どうなる?どうする?岩手川』

 今年3月に自己破産した「岩手川」。
 その歴史的な酒蔵などの建造物は、
管財人が進めている清算手続により、
存亡の危機にさらされています。
 岩手川の現状は?そしてその保存のために、
市民としてこれから何ができるのか?
 「岩手川保存運動」の声を上げ、
自ら管財人に特例の内部見学会の開催を交渉し
実現させた文化地層研究会の高橋司と共に、
歴史的財産の活用による盛岡市の活性化の
可能性について語り合いましょう。

 ●ファシリテーター:高橋 司 文化地層研究会会員
 ●日時:平成18年10月27日(金)午後7時
 ●会場:葺手町『紅茶の店しゅん』  
 ●会費:1000円(ワンドリンク付き)
 ●主催:中ノ橋倶楽部/文化地層研究会
  お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)


■暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか『宵やみサロン』 第17回
『佐藤昌介と新渡戸稲造の友情』

講師:藤井 茂 さん
 (財団法人新渡戸基金企画部 )

稲造は、東京英語学校時代、昌介という終生のよき友人に巡りあいました。
岩手は、明治以降多くの人材を輩出しました。後に北海道大学の総長となる佐藤昌介もその一人です。
稲造より6歳年長の昌介は、稲造がアメリカで苦学中にも、資金を送金するなどして、彼を支え続けました。
そんな二人の友情を軸に、郷土の偉人の知られざる逸話などをお話しいただきます。 

 ■日時:平成18年12月26日(火)午後7時
 ■会場:葺手町『紅茶の店しゅん』  
 ■会費:1000円(ワンドリンク付き)
 ■主催:中ノ橋倶楽部/文化地層研究会
 ■お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)


■暮れゆく空と街の灯り 城下もりおか『宵やみサロン』第18回
『加賀野』余聞

講師:真山 重博 さん(文化地層研究会会員 )
地名の由来だけでも諸処紛々の「加賀野」。
現在、盛岡随一の閑静な高級住宅地となっているこの界隈も、
藩政時代には城の守護の任務を持つ足軽の居住地「加賀野外小路」
の背後に田んぼと畑が広がる田園地帯でした。
そして、啄木や久慈次郎にも縁のあるこの地域には、
様々な見どころがいっぱい。
自称「散歩ニスト」、「街の古老M」こと、真山講師による
歩いて楽しい加賀野ガイドをお楽しみ下さい。 

 ■日時:平成19年2月22日(木)午後7時
 ■会場:葺手町『紅茶の店しゅん』  
 ■会費:1000円(ワンドリンク付き)
 ■主催:中ノ橋倶楽部/文化地層研究会
 ■お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)


■『天神さんの狛犬』制作
盛岡天満宮の狛犬をモチーフに
南部鉄器によってミニチュア化された「天神さんの狛犬」。
2月26日をもって、好評につき在庫がなくなりました。 

盛岡天満宮は石川啄木ゆかりの神社で、
啄木の作品では、この狛犬が「石馬」として紹介されています。
盛岡・紺屋町の釜定工房・宮伸穂氏によって制作された作品です。

   「あうん」一組 3200円
   「黒色」「茶錆色仕上げ」の2種類がございます。

   販売場所: 「盛岡天満宮社務所」
          「南部鉄器 釜定」
          「もりおか啄木・賢治青春館」
          「紅茶の店しゅん」


なお、当製品は盛岡市により、
「盛岡特産品ブランド認証商品」に指定されました。(盛岡市ブランド推進室


■文化地層研究会が『第一回 もりおか暮らし物語賞』を受賞 
 「盛岡の文化的地層を掘り起こし、盛岡学の実践及び盛岡ブランドの市民啓蒙に貢献した実績が顕著」として、
 平成20年2月3日、プラザおでってにて、谷藤裕明盛岡市長より表彰状を授与されました。


■鉄道開通 〜鉄道史から見た 岩手の近代化〜 企画展示開催 ならびに文化地層研究会代表による講演会
近代日本の鉄道史を辿りながら、鉄道開通がもたらした岩手の近代化について当館所蔵資料を中心に紹介
【期間】平成20年2月23日(土)〜3月21日(金)
【時間】9時〜20時 ※最終日は17時まで
【場所】岩手県立図書館4階展示コーナー

特別講演会
「盛岡驛開業 −川口屋荷札店・創業の記憶−」
【講師】文化地層研究会 代表 高橋 智
【日時】平成20年3月2日(日)13時30分〜(90分程度)
【会場】岩手県立図書館4階ミニシアター(定員78名・入場無料)

◎荷札について
「荷札」とは、宛先・送り主を明記して荷物のひとつひとつに付けられたもの。
現在の宅配便などの送付伝票にあたる。
川口屋荷札店(現・川口印刷工業株式会社)は明治期の盛岡に創業し、
大正期には株式会社となってアメリカやドイツから荷札製造輪転機を輸入稼働。
満州まで販路を伸ばした東洋一の川口荷札として、全国シェアの7割を占めたと伝えられている。
「荷札」は、岩手の鉄道・物流史を顧みるための近代文化遺産の一片であるといえる。

今後の活動にご注目ください。

国内最古級望楼を伴う、盛岡市八幡町「い組番屋」の保存推進運動












新たな消防コミュニティセンターを建設の必要に迫られる中、
消滅の危機に瀕した盛岡市八幡町の「い組番屋」は、
「盛岡鎮守」である「盛岡八幡宮」の参道沿いにあります。

盛岡八幡宮に奉納される山車の多くは、
城下町盛岡の完成を祝って練り歩いた「山車」の伝統を受け継ぎ、
古くから消防団によりその伝統が受け継がれ、
門前の「い組」は嘉永5年から山車を奉納していると伝えられます。

その拠点となる「い組番屋」は、
地域の人々が協力して立ち上げた経緯から、
所有権の問題など、保存に当たっては様々な状況が立ちはだかっていました。

しかし、保存推進運動を受けて、
盛岡市によって、望楼を保存した状態での改築が行われました。

(画像は、改築前のい組番屋。
 掲げられた横断幕の紋章は、罌粟〈ケシ〉の○と桝〈マス〉の□を組み合わせて、
 消防団らしく「ケシマス=消します」の語呂合わせになっている)


「城下盛岡旧町名・べんじぇもの探求地図」他の発行

盛岡藩の城下町として、400年以上の歴史を刻む盛岡。

現在も通称として用いられ、当時の面影を残しながらも、
多くは住居表示によって失われている「旧町名」にスポットを当て、
さらに盛岡に数多く存在する「べんじぇもの」を扱うお店を合わせて紹介した地図を発行。

盛岡に本店を置く、「株式会社東北銀行」様のご協力の下、
無料で配布が始まると岩手県内外で大きな反響があり、
その後、様々な「地図」の発行が行われています。

(画像は、藩政時代から呉服等を扱う豪商として知られた「いとや」
 現在の主屋は文久元年(1861)に造られたもので、かつては旧町名で「穀町」にあり、
 現在は愛宕町に移築、「糸治・中村家住宅」として、国の重要文化財に指定されている)


文化地層研究会事務局

〒020-0827
 岩手県盛岡市鉈屋町3番10号
         「八百倉町家」内

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